テイルズオブゼスティリア

導師
伝承に登場する人物。世界を浄化する救世主とされている。
「穢れていない身体」を「器(天族の住処)」として契約する代わりに超人的な力を借りて使うことができる。人間だが霊応力が高く、天族と交信できる。力量が高ければ複数の天族と契約ができるが、地水火風すべての属性の天族を揃えた導師は歴史上ほとんどいない。
各地にある天族が祀られている場所に祈りを捧げている。

天族(てんぞく)
グリンウッドで語り継がれている謎の存在。人々の目に見えない。
不老不死に近い寿命を持っているという言い伝えもある。
導師と契約をしている場合は、日頃は導師の体内にいる。
白を尊い色と考えており、年月を重ねるほど、衣装の白の割合が増えていく。また、白を基調とする衣装をまとう天族は何らかの使命を背負っていることが多い。

天遺見聞録(てんいけんぶんろく)
神話に伝わる、人と天族の歴史が残された古代遺跡を巡り、その謎に迫った人物が記した旅の記録。
神話とされる「人と天族が共存した世界」が太古の時代に実在したのではないかという仮説が綴られており、スレイはこれの実現を目標に導師としての道を歩む。

天響術(てんきょうじゅつ)
天族が使うことが出来る自然を操る特殊な力。
また、天族の「器」となった人間も使うことが出来る。

霊応力(れいのうりょく)
天族や憑魔を認識するのに必要な霊的な力。導師になるにはこの資質がなければならない。
現在はごく一部の人間しか有していない。

輿入れ(こしいれ)
人間と天族が契約を結んで、人間が導師として天族の器となり、天族が導師の器に入る契約。
人間は「従」、天族が「主」であり、人間側からの一方的な契約破棄は不可能。

従士(じゅうし)
導師と契約を結ぶことで、導師の活動を配下として補佐する人間。霊応力のない人間でも従士になれば、天族や憑魔が見え、天響術が使える。ただし、その力は導師を源とするため限定的。

主神(しゅしん)、陪神(ばいしん)
天族は同族間で特別な力の契約を結ぶことがあり、その契約で主となる天族を主神、その下に連なる天族を陪神と言う。陪神は主神と行動を共にするかわりに、主神が持つ固有の力を共有できる。今ではこの契約を結ぶものは少ないが、過去には百単位の陪神を従えた主神もいたらしい。

穢れ
人に害成す存在で、各地で起きている災厄の原因にもなっている。憎しみ、妬み、悪意といった負の感情が生み出す。人間、動物、天族問わず全ての心あるものから発生する。

憑魔
「穢れ」から生み出された魔物の総称。霊応力のある人が見れば憑魔の本性を正しく認識できるが、そうでない人には単に狂暴化した人や動物、意思を持って動く自然災害や異常現象にしか見えない。

ドラゴン
天族同様、グリーンウッド大陸に伝わる謎の存在。破滅の使徒と呼ばれる。実在するどの生物よりも巨大で、憑魔を超える力を持つ最強の怪物。一般的に不老不死とされ、導師の力でも憑魔のように祓うことができないという。最近では、憑魔と同様の性質を持ったドラゴン種も確認されている。

災禍の顕主
憑魔を生む「穢れ」の源泉とも言える謎の存在。

誓約
天族が自らに特別なルールを課すことで、特殊な力を得る儀式。自身の能力を超えた力も手に入るが、反面ルールを破ると自身に重い反動が襲い掛かってしまう。

試練の遺跡
歴代の導師が修行を積んだとされる場所。大陸各地に点在し、天族と人間が共存していた時代のものとされているが、それぞれ秘境にある上に巧妙に隠されているため、真の意味を知る者は少ない。
しかし、試練の遺跡とされるだけあって、試練に打ち勝つにはそれに見合った力量が必要であり、ここで命を落とした導師は多い。
現在確認されているのは、火の試練神殿イグレイン、水の試練神殿ルーフェイ、地の試練神殿モルゴース、風の試練神殿ギネヴィア。

神依
導師が「神器(しんき)」と呼ばれる「型(武器)」をベースにして契約天族をまとい、1体に融合変身すること。この際、姿が大きく変わる。人と天族とが力を合わせて戦う究極の形であり、導師の切り札となる決戦術式。神依を発動し、天族と融合することを「神依化(かむいか)」と呼ぶ。それぞれの神器は、ライラが聖剣、ミクリオが弓矢、エドナが巨大なアーム、デゼルが羽のような形状の刀剣。

セキレイの羽
有名な商業ギルド。リーダー(頭領)はロゼ。ハイランドとローランスの通商条約によって保証された通行手形をもち、世界を股にかけて手広く商売を行っている。エギーユが率いているのがメインのキャラバン隊で、他にもいくつもの別働隊が大陸全土で活動している。
商業ギルドの中には災厄の時代につけ込むあくどい儲け話や違法な品の取引・密輸を行うような悪徳ギルドもあるが、セキレイの羽は信用第一・堅実な運営をしており、民間だけでなく国からも信頼されている。その信頼度は、ハイランド王国では直接王宮に物品を納入できるほど。